海外赴任から日本に戻ってこられた施主さま。前から好きだったカントリースタイルと海外生活で慣れ親しんだ雰囲気を日本でも味わいたい。無垢でしっとりと落ち着いた大人のカントリーテイストのお部屋をご要望です。
とりあえずの賃貸仮住まいに住みながら物件を物色し、探してきたのがこの低層マンションの一室。過去の安っぽいリフォームでオリジナルの面影は少ないけど、150平米超の余裕の空間には古い有線放送設備の形跡があったり煙感連動の防火戸が部屋の中にあったりと造りもかなり独特です。竣工当時のオリジナルはかなり渋モダンでカッコよかったんだろうな〜と妄想が膨らむ萌えるお部屋だ。

施主さまはそれなりのご予算をお考えだったけど、なんせ150平米超の広い施工面積をフルにスケルトンリフォームするのはちょっとムリ。幸いRC壁構造の物件なので間仕切りの変更が出来ない事を逆手にとって、既存をうまく利用しながら内装の模様替えリフォームにポイントを絞っていけばなんとか納まるかも・・。

フローリングは不可。というよりカーペット以外はダメというキビシイ管理規約。ふん!上等だ。
床はサイザル麻のカーペットに決定し、そこからイメージを広げていきます。日常的に来客も多いし、なにより家族全員がインドア派と言い切る施主さまの為にパブリックスペースを充実させていこう。でもその分、かなりコストカットを考えないと全体的に納まらないぞ・・。

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