No2「古いビルの再生案」の場合(ボツネタ)

都会のド真ん中でその用途を失い、時代に取り残されたビルが沢山存在します。それらをリノベートして再生させる動きが活発です。しかし腐っても一等地のビルです。それなりの資金がなければ個人ではなかなか手を出せないと考えるのが常識的ですね。ところが定期借地権で個人でも購入できる物件が探せば存在するのです。
そんなビルを購入された若いご夫婦は、今は副業として、そして将来は本業にするために1階をカフェ、2階をギャラリー、3階を賃貸、4階以上を自宅にする計画です。ところがビル自体の補修や設備面などに予想以上のお金が必要な事が分かり、内外装共に施主自身で徐々にやっていく事になり我々の提案はボツとなりました。

屋上にガラス張りの3in1とウッドデッキを作って都会の夜空を見ながら・・なんて計画まであったのですが、やっぱりどう考えてもお金がかかりすぎですね。無念・・。