1997年竣工の初代「自邸」は、真っ白なヨーロピアンモダンで若く軽快なイメージでした。スタジオダックス設立に合わせて、もう少し大人っぽい新たな提案と、仕事場としての機能を盛り込んだ住居兼ショールーム空間を計画します。
初代「自邸」でプランはほぼ完成しているので、間仕切は変えないで小規模の造作と仕上の変更。最小限で最大の効果を目指しましょう。

コンセプトは「無国籍なコンテンポラリー」
イメージを固める為に何枚もスケッチを描いていきます。予算的にどこまでのリフォームが可能なのか?雑貨やファブリックをどの程度入れ替えるか?なども合わせて検討していきます。
デザインのポイントは目線を下げる事。狭い部屋を広く見せる効果が期待出来ます。そこで用途を限定しない「座」の空間にスタイルを変更する事にしました。これだけの事でガラリとイメージを変える事ができますよ。

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