自宅の一角でパン屋を営む施主さま。そのパン屋さんの名前が「オハナベーカリー」と聞いてピ~ンときましたよ。
「オハナ」とはハワイで家族を意味することば。元気で活発なこども達が中心のオープンなプラン。こども部屋なんてないよ。全体がこども部屋みたいなモノだから。寝室にふとん敷いて皆でザコ寝くらいが丁度イイ。こどもが大きくなってきたらその時考えよう。同居のおばあちゃんも安心なあえてあいまいな線引きをした二世帯プラン。それぞれが好きな所で好きな事をしている。でも皆が同じ時間と空間を共有できる部屋がコンセプト。まさに「オハナ」ということばがぴったりの部屋を紹介します。

もともとは共同住宅(アパート)として建てられた木造住宅です。竣工当時は1階が大家宅、2階は賃貸3部屋という形態でした。時の経過と共に大家のおばあちゃん一人が広すぎる1階に住み、施主さまの家族は2階の元賃貸2部屋をブチ抜いてつなげただけ、小さなキッチンとユニットバスが一部屋に2つづつ存在する変で不便な部屋で生活をしています。元賃貸アパートだから1階と2階は屋外階段でしかつながっていないなど、色んなところで無理を強いられての生活です。おばあちゃんのコト、大きくなってきたこども達のコト、そして近い将来のパン屋開業のコトなどを考えれば「決断は今しかない!!」

・・・つづく
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