2007年4月3日

Google Earth第2回「新宿NSビル」

Google Earthは単に航空写真や衛星写真をつなげているだけでなく、3Dポリゴンの地形にマッピングされています。だから真上からだけでなく色んな位置、高度から自由なアングルで見れる訳です。

それこそがGoogle Earthのシンコッチョーで山や谷など地形の高低差まで表現します。スゲ~。しかし元画像は真上からの画像なので建物などは当然平面のままでなさけない・・。

そこで「3D」というチェックボックスにチェックをいれると、建物形状は簡略化されていますがグレーの建物がニョキニョキはえてきます。有名な建物などはさらに精密な3Dモデルとして立ちあがります。スッゲ~!!そしてアングルを移動するとリアルタイムでレンダリングされます。スッゲ~~!!

今回の話は新宿NSビル。Google Earthの前バージョンから気になっていたのですが、最新バージョンでも新宿界隈でNSビルだけ3D表示されません。ナゼだろー?なにか「大人の事情」があるのでしょうか?それとも「おまえのびるだけりったいにしてやんな~い!」みたいな「子供の事情」なのか?なぞは深まるばかりです。

注:Google Earthのデータは予告なく更新されるので、
この内容は2007年4月の情報です。

2007年3月31日

俳優の林与一さんが自宅浴室のリフォームで業者ともめているそうな。ニュース報道以外の詳細は解らないのでヘタなことは言えませんが、リフォーム業界の人間としてちょっと感じるモノがあったので一言。

悪徳リフォーム業者や手抜き工事などの問題が一般化していることもあり、おおむね林与一さんに好意的な報道が多いようです。ただ、リフォーム業者の立場から見て100%業者に非があるのか?と感じる部分もあるんですよね。問題になってる粉じんの件、リフォームをすれば解体でも仕上でも程度はあるにせよ必ず発生するものです。浴室のリフォームらしいので、 FRP浴槽なんかを現場で切断すればそれはスゴイ細かな粉じんが発生します。しかも有害な粉じんです。だから当然それらが飛散しない様にしっかり養生するのはあたりまえですね。しかしどんなにしっかり養生をしても空気の流れはあるし職人の出入りだけでも漏れます。それもダメと言うならそれこそアスベスト除去工事くらいの完璧な養生と特殊な吸排気装置も設置しないと作業員は窒息してしまいます。そしてそれらには莫大な予算が必要なので浴室のリフォームくらいでは現実的ではありませんね。さらに解体だけでなくその後の造作や仕上でも様々な粉じんは発生するものです。今回の件がどの程度の粉じんで問題になったのか不明ですが、粘膜が弱い方などはほんの少量の粉じんでも健康を害します。普通の人が健康を害するほどの粉じんだとすればそれは論外ですが、多少でもホコリなどに敏感な体質だと最初から解っていたならリフォーム期間は引っ越すなどの配慮は必要だったかもしれません。そして問題発覚後の業者の対応もマズかった印象ですね。結局のところ両者の意思疎通不足と業者の配慮不足がすべてでしょうけど、施主側のリフォームに対する認識不足も感じられるニュースでした。

珪藻土や自然塗料など身体に害の無い材料を使うスタジオダックスのリフォームだってそれらが乾燥するまでは普段の生活には無い臭いを発します。身体には無害とは言え気分的には不快になる人もいるでしょう。その他にも工事をすれば必ず「騒音」も発生します。施主と業者の間に良好な関係があればガマンできるレベルでも、そこに不信感が多少でもあれば精神と肉体が折れちゃいます。施主は上記の様な不安感に加え、出来上がりを期待する高揚感など普段の生活ではありえないテンションでしょう。それらを冷静に監理するのも我々の仕事なんですね。依頼する人と請ける人が同じ価値観で一緒になって造るという利害抜きの関係作りが重要なんだと痛感します。やっぱり喜ばれて渡したいし気分良く新生活を迎えて頂きたいじゃないですか!

と、ここまで文章を書いたところでもう少し詳細な内容が報道され、話はもっと複雑になってきました・・。

今回の現場、賃貸なんだとか。リフォームといっても林与一さんが発注したのではなく、古くなったユニットバスを管理会社(大家)が交換する工事だったみたいですね。工事自体も某大手のメンテナンス専門会社がやったみたいです。つまり今回の工事は林与一さんは施主ではない訳です。こりゃ面倒なケースですな。マンション全体で同じ工事が行われていると仮定して、他の世帯から同様の苦情が来てない場合、林与一さんには不利になりますしヘタしたら「クレーマー」扱いされかねません。さらにその問題発覚時林与一さんは不在で家族だけだった事も問題に拍車をかけた印象です。また、前記の業者の対応が悪い件も施主である管理会社(大家)の判断でしか業者は動けません。結局、責任者が誰もいない現場だったという事ですね。ウ~ん・・ムツカシイよこれは。

2007年3月29日

PS3の話。その3

ソニーはPS3の心臓部であるCellと呼ばれるプロセッサにすんごい開発費を投じたらしい。5000億円なんて情報ソースもありました。そりゃPS3の原価高いハズだわ。もっともCellはPS3専用じゃないので単価に直接影響するモノではないとはいえ、たかが家庭用ゲーム機にこんなオーバースペックを設定するあたりがゴタゴタしている最近のソニーを象徴しています。そして2007年2月には案の定半導体事業投資の大幅縮小が発表されました。アララやっぱりね・・ソニー大丈夫か?

実は私、ソニーの大ファンなんです。ウチのAV機器は20代の頃から現在に至るまで全部ソニーです。ベータと心中した事もトリニトロン教に出家した事も今となっては懐かしい。アナログ時代の栄光にあぐらをかいてデジタル世代の流れを完全に読み間違ったソニーは本当に正念場でしょう。「洗練された技術屋への回帰」これ以外ないでしょう。
PS3に興味はあっても私がぜったい買わない理由。ゲームをやらない事。そしていくらスーパーコンピュータだと言ってもそれを生かせるOSや使えるソフトがなけりゃただのジャマな箱。イラナイ。

四畳半のボロアパートで万年床の横に
スーパーコンピュータが普通に置いてある現実
・・想像しただけでワクテカするね~。

2007年3月25日

PS3の話。その2

PS3を調べ始めたきっかけは完全に原価割れした定価設定で「一台売るごとに3万円近くの赤字になる」とのニュースでした。エ~ッ!ソフトや周辺機器売り上げや大量生産のコストダウンでいずれペイするなど、どこかで帳尻はあわせているハズとは言えこのご時世そんないい加減な事ってあんの?

ブルーレイディスク(注1)の普及など先行投資的な要素はあるにせよソニーの状況を考えてもプロダクトとして原価を抑える選択、方法はあったはずです。なんでそんなに高いゲーム機になっちゃったんだろう?そして調べ始めるとPS3はとんでもないコンピュータである事がわかりました。と言うよりスーパーコンピュータでした。

なんとPS3の総合演算能力は2テラフロップス(注2)なんだとか。そう言われてもピンとこないけど国際的にスーパーコンピュータの定義が最近では1.5テラフロップス以上となっているので、家庭用ゲーム機のフリして中身はスーパーコンピュータなんです。スゲ~。いっぱいPS3をつなげば軍事転用も可能な世界最高水準のスーパーコンピュータにも理論的には化けちゃいます。だからヤバイ某国なんかには輸出できない規制もかかってる訳ですね。もっともフロップスという理論値で一喜一憂してる半導体業界も極めていかがわしいけど、数年前にG4Macがギガフロップス(注3)越えして騒いでいた事を考えるとPS3がどれだけトンデモナイかわかりますね。

・・・・つづく

(注1)ブルーレイディスク
HD DVDと覇権争いしている次世代DVD規格の事。デジタルなこの時代でもベータとVHSの時と似た様な事をやってます。さらにベータの時と違いハリウッドも巻き込んだ大きな利権が絡んで非常にいかがわしい。懲りないね・・。
(注2)テラフロップス
コンピュータの浮動小数点演算能力を示す単位で、1テラフロップスは1秒間に1兆回の演算ができる事らしいです。ぜんぜんピンとこないけど単位が大きいほどたくさん計算できると言う事でしょう。
(注3)ギガフロップス
テラより低い単位で1ギガフロップスは1秒間に10億回の演算ができる事。それでもなんかスゴイ。

2007年3月21日

PS3の話。その1

子供のころから現在に至るまで私は家庭用ゲーム機を一台も所有した事がありません。友達のウチでやったりしたけどゼンゼン興味の対象にはなりませんでした。ゲームセンターのゼビウスやシムシティー、テトリスなんかPCのゲームソフトにハマった事もあるけど、いづれもすぐ飽きちゃいましたね。

アニメや特撮物なんかは大好きだったけどあの想像の入る余地のない時間だけがむなしく消費されるテレビゲームになんら感じるモノがなかった訳です。それよりボ~ッと空想していた方が楽しかった子供でした。親にしてみれば「ゲーム買って!!」とねだられた方がよっぽど楽だったかもしんないねぇ・・。そんな私がソニーのPS3(プレイステーション3)に興味津々なんです。ゲーム機としてでなくコンピュータとして。・・・・・つづく

2007年3月18日

知ってる人は熱狂的に、ほとんどの人はまったく知らない、シグマのデジタルカメラSDシリーズに「SD14」が加わりました。初代のSD9は銀塩カメラのSA9をベースに革新的なセンサを乗っけただけ、一眼デジタルカメラとしてはまったく未熟なモノでした。その不具合を改良したマイナーチェンジモデルが2代目のSD10。それから約3年、3代目として完全な新設計で登場したのがSD14です。SDシリーズとしては初めてのフルモデルチェンジでどれだけ進化しどんなパフォーマンスを見せてくれるのかとっても楽しみなんですが・・・。発売日の3月6日にウチにも到着。しかし忙しくてちょっと触っただけでほったらかしです。購入者の作例がどんどんネット上にアップされ始めその能力が徐々に見えてきた約2週間後にやっと一日かけてテスト撮影開始しますが・・ン?変だぞ?

・・結局、一日テスト撮影しただけでシグマへ検査調整入院してしまいました。もしかしたら修理の可能性もアリかも。前途多難になるか、あっけなく直ってくるか、来週はエッキサァ~イティング!?

2007年3月17日

若手の芸人やバラドル達がバラエティー番組などで「じゃ、そこんとこはバーターと言う事で(爆笑)」みたいな会話がよく交わされていて、「バーター」の意味も解らないで軽い業界用語か何かと思って聞き流していました。ところがドラマ「華麗なる一族」を見ていたら笑福亭鶴瓶演じる大同銀行専務の口から「バーター」の一言が出て少々面食らいました。ドラマの設定は1960年代後半のハードなドラマなので昔からの一般的な言葉だと言う事を初めて認識した訳です。調べてみると・・

バーター:物々交換や交換条件

だそうな。芸能関係の方は「バーター出演」・・抱き合わせで売れない芸人などに仕事を与えるなどの事らしいですね。鶴瓶の方は「バーター取引、バーター融資」・・交換条件つきの取引、もしくは金が動かない取引の意味合いで使われています。へぇ~

2007年3月9日

Google Earth第1回「DASH村」

日テレ系で放送中の「ザ!鉄腕!DASH!!」のメインコンテンツであるDASH村。自治体としての「村」を実際に作って地図に名前を刻む事はできるか?から始まったシリーズが日本の伝統文化や伝統技術のスバラシさを再認識させてくれる優良コンテンツに年々成長してきました。

DASH村ファンとして誰もが気になるのが「どこにあんの?」でしょう。実はネットで調べれば今の時代、簡単に情報は見つかっちゃいます。好奇心で現地に行っちゃうバカも沢山いるんだろうな~なんたってジャニーズだもんな~。だからあそこを守っているスタッフや関係者の苦労は大変なモノだと想像できます。Google Earthで訪れる分には迷惑もかけないから紹介しますね。

場所のヒント:
今回は東北地方とだけ言っておきます。

注:Google Earthのデータは予告なく更新されるので、上記内容は2007年3月時点の情報です。

DASH村ファンならたとえ住所などの情報を入手したとしてもネットなどに公表しないようにしましょう。DASH村の最終目標が「地図に名前をのせる」なんだから何年後かのコンテンツ終了時には誰でも場所を知る事ができるはずだから。それまでは黙ってテレビの中で楽しみましょう。

2007年3月6日

Google Earth(グーグルアース)(注1)と言う最高のおもちゃを知ってますか?世界中を空から自由に見る事ができるソフト、サービスがタダで提供されています。なんたる太っ腹。どんなに世界中を旅して回っても決して見る事が出来ないアングル、どんなにお金を使っても決して行く事が出来ない場所が感動的なインターフェースで体感できます。ある意味実際にその場に行くより刺激的かもしれません。それらを簡単に(注2)自宅のPCで味わえます。知らない人は知ってる人に教わってまずは自分の住んでいる近所から始めて徐々に世界中を旅してみて下さい。そんなGoogle Earthで私が訪れた場所シリーズをスタートします。ちょっとネット検索すれば有名な場所、面白い場所を紹介しているGoogle Earthサイトやブログがたくさん見つかります。だからそれらとは違ったコラム目線でいきますよ。

Google Earthについて
Google社が提供している航空写真、衛星写真の閲覧サービスです。無料の「Google Earth」有料の「Google Earthプラス」「Google Earthプロ」があります。著作権について「Googleのロゴの帰属を含む、著作権および帰属を保護するという条件で、このアプリケーションからのイメージを個人的に(ご自身のウェブサイト、ブログ、またはワード文書などで)使用することができます。」とあるので、画像掲載は問題ないでしょう。

(注1) Google Earthに関して詳しくは以下のURLを参照下さいませ。
http://earth.google.co.jp/

(注2)簡単と言ってもブロードバンド環境、処理能力の高いPC、比較的最新のOSは必要ですね。

2007年3月3日

2002年に「コラムでも書くか!」と意気込んで始めたものの、ぜんぜんやる気ナシで2003年にもう一本書いたが最後でした。

その後は笠井が「散歩コラムやりたい」とのアリガタいお言葉に甘えて、ほったらか~し。

笠井のコラムもそれなりに続いていて感心しているのですが、掲載スタイルに無理がきているのでブログ風にリニューアルしました。これを機会に田中もちょいとつぶやいてみようかと・・。

笠井のコラムとは空気がちがう毒っぽくマニアックな方向に行く事はまちがいない。

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