T邸　マンションリフォーム

築約20年の目の前を目黒川が流れる、駅にも近い好条件の約75平米のマンション。1996年当時ご夫婦とお子さん一人、上の写真で腰をフッている次女はまだお腹の中に居ました。

パインが大好きな施主様は、入居前に床のフローリングだけでもパインにしたいと、間仕切りや水まわり等は既存のままで床だけ貼り替えました。玄関土間はテラコッタを貼って一期工事の終了です。後はお金が貯まったら追々と言う事で・・。

一期工事から4年後、設備の老朽化が目立つ事と暗く狭いキッチンをオープンキッチンにする為に二期工事を決断されました。キッチンの全面改装と洗面、トイレ、UB交換など設備に重点をおいたリフォームです。さすがにこれだけ手を入れると工事中の引っ越しはやむを得ません。段階的に工事をする場合のネックですね。

子供が大きくなるにつれ、物が溢れてきました。入居当時から手つかずの和室と無駄に広い書斎。限られた空間を有効利用する為に用途を限定して間仕切りと収納計画を再構築します。憧れの珪藻土も塗って約7年かけて全面リフォームとなりました。「この部屋こんなに広かったかしら？」とポツリ。お疲れさまでした。

このT邸リフォームのキッチンは、社団法人日本住宅設備システム協会主催「キッチンスペースコンクール2000」実例部門で大賞を受賞致しました。