No27「とあるマンションリフォーム」の場合
(ボツネタ)

施主さまはインテリアが大好きでインテリア誌がいっぱい。海外にお住まいの際に集められた家具などもズラリと並んでいます。テイストも我々の感性に近いのですが、う〜ん・・なんだかしっくりこないなぁ。

打ち合わせをする度に方向性は同じなんだけど、大きな概念から細かなディテールまでどこかピッタリはまらない。結局施主さまの感性を読み切れないフワフワな状態でのご提案となり、そういう時は決まってボツとなりますね。

実はこういったお客さまは結構多いんですよ。インテリアが好き過ぎて本や雑誌からの多種多様な情報を消化できていないパターンです。
「もうワケわかんなくなっちゃったから、おまかせしま〜す」となるとウマくいくのですが、そうじゃないといつまでたっても話はまとまらない・・。インテリアデザイナーの仕事はココさえ突破すればもう終わった様なモンですよ。ああムツカシイ。